1. TOP
  2. デッサン道場
  3. 色彩特集

人物画 「王女の横顔」 サムホイール・エッグテンペラ/パネルに白亜地

白ひげのつぶやき

色彩特集では本業のテンペラ画作品を描いていくぜ! テンペラって?という人にカンタンな説明をしますね。卵黄+微量の酢と顔料を混ぜたもの。「卵っ?」とみんな驚くけど立派な西洋絵画技法なんですよ。油絵具が開発される前で15世紀あたりの技法。腐らないかって?画面に塗ったものはあっという間に乾くので大丈夫なんだよねー。ダヴィンチの兄弟子にあたるボッテチェリが惚れ惚れするテンペラ画を描いていますね。さあ~、毎日たまごに感謝しながら今日も描いていくぜー♪

完成作品

テンペラ画 あとりえの片隅でデッサン道場
テンペラ画 描き始め

STEP.1

描き始め

人物画は下絵(構想、エスキース、デッサンを経て原寸大の紙にまとめたもの)を作ってパネルに転写します。丁寧な仕事を心掛け、面相筆(細い先のとがった筆)でアイボリーブラックチタニウムホワイト、イエローオーカーを混色しながら塗っていきます。(塗っていくというよりは描いていく感じで。)

テンペラ画 描き始め

STEP.2

刷毛塗

ある程度描いたら薄く溶いた絵具で刷毛塗をし全体のバランスを見ます。

テンペラ画 中盤

STEP.3

背景

背景も面相筆を使い人物ほどではないですが線のようなタッチを描いていきます。

テンペラ画 終盤

STEP.7

描きこみ

全体の色味がまとまりそうなのですが物足りなさを感じるので水平の色面と雲を入れようと思います。

テンペラ画 完成

完成

まとめ

イメージ通りの横顔ができました。実は顔よりも髪の毛やニットの柄に時間がかかっています。

静物画 「うすく彩る」F4・エッグテンペラ/パネルに白亜地

白ひげのつぶやき

2015年ぐらいまでは油絵具とテンペラの混合技法をやっていて、それはそれで面白かったんだけどテンペラ画というより油彩画に近くなっていくのが嫌になったのね。元々ボッテチェリのようなサッパリした雰囲気がほしかったので思い切って卵黄だけを使った技法に変えたんだよね。これも一長一短あるんだけど独自のやり方を開発しながらたのしんでいます。ということで今回は薔薇を描いていくぜ!

完成作品

静物デッサン(鉛筆)あとりえの片隅でデッサン道場

STEP.1

今回の静物画は下絵のアウトラインをそのまま転写せずラフにあたりを捉えていきます。アイボリーブラック、イエローオーカー、チタニウムホワイトを使用しています。

STEP.2

ある程度描いた段階でSTEP.1で使用した色を混ぜ合わせ刷毛塗します。その後、同じ繰り返しでアウトラインをより鮮明に描いていきます。

STEP.3

背景にもタッチをいれ全体感を探っています。タッチはただの陰影というのではなく模様という解釈で描いています。

STEP.4

ここで全体にSTEP.2と同じく刷毛塗りをします。かなり薄めに溶いて2層、最後に金泥を1層塗りました。

STEP.5

ここからは仕上げに向かって緊張感たかまる仕事になります。塗らないところは金泥がのぞく感じになりますので失敗はできません。(結果的にはほとんど金泥はかくれますが)

STEP.6

薔薇にほんの少し色味を加えます。コバルトブルー、ローズマダー、とアイボリーブラック、イエローオーカー、チタニウムホワイトを適量混ぜて描きます。ほとんどタッチ(ハッチング)で描いています。背景にはたたき筆を使い、ザラッとした絵肌を作っています。

完成

実はSREP.8から思いのほか時間がかかりました。淡い怪しげな薔薇にしたかったので色味は最小限に抑えています。適当に乾かしたらテンペラ専用のニスを塗って完成です。

美大受験の第一歩はココから!
2021年春 Y・ART 開校