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「王女の横顔」 SM・エッグテンペラ・白亜地

白ひげのつぶやき

色彩特集では本業のテンペラ画作品を描いていくぜ! テンペラって?という人にカンタンな説明をしますね。卵黄+微量の酢と顔料を混ぜたもの。「卵っ?」とみんな驚くけど立派な西洋絵画技法なんですよ。油絵具が開発される前で15世紀あたりの技法。腐らないかって?画面に塗ったものはあっという間に乾くので大丈夫なんだよねー。ダヴィンチの兄弟子にあたるボッテチェリが惚れ惚れするテンペラ画を描いていますね。さあ~、毎日たまごに感謝しながら今日も描いていくぜー♪

完成作品

テンペラ画 あとりえの片隅でデッサン道場
テンペラ画 描き始め

STEP.1

描き始め

人物画は下絵(構想、エスキース、デッサンを経て原寸大の紙にまとめたもの)を作ってパネルに転写します。丁寧な仕事を心掛け、面相筆(細い先のとがった筆)でアイボリーブラックチタニウムホワイト、イエローオーカーを混色しながら塗っていきます。(塗っていくというよりは描いていく感じで。)

テンペラ画 描き始め

STEP.2

刷毛塗

ある程度描いたら薄く溶いた絵具で刷毛塗をし全体のバランスを見ます。

テンペラ画 中盤

STEP.3

背景

背景も面相筆を使い人物ほどではないですが線のようなタッチを描いていきます。

テンペラ画 終盤

STEP.7

描きこみ

全体の色味がまとまりそうなのですが物足りなさを感じるので水平の色面と雲を入れようと思います。

テンペラ画 完成

完成

まとめ

イメージ通りの横顔ができました。実は顔よりも髪の毛やニットの柄に時間がかかっています。

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